目次
はじめに
みなさんはふるさと納税、利用してますか?
我が家が初めてふるさと納税を利用したのは家計の見直しを始めたタイミングでした。
それまでの私たちは、

何が節税になるのかよく分からないね…
テレビで特集されてるから言葉だけは知ってるけど…

こんな感じで「なんとなく聞いたことはあるけど仕組みがよく分からない」という状態。
でも、夫婦で仕組みや寄附の方法を少しずつ調べてようやく内容が理解できた頃、
「試しに寄附してみようか」と、初めてのふるさと納税にチャレンジしたのが数年前のことです。
今ではすっかり我が家の定番となり、生活に欠かせない“日用品”の一部をふるさと納税でまかなっています。
今回は、そんなわが家がリピートしている返礼品をご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
- ふるさと納税に関心はあるけど、まだ始めていない方
- 家計の見直しや、節税に興味がある方
- お米や日用品など、実用的な返礼品を選びたい方
ふるさと納税ってどんな仕組み?
返礼品の紹介の前に、まずはふるさと納税について簡単に振り返ってみたいと思います。
ふるさと納税って何?どんな内容?
- ふるさと納税は「寄附」という形で好きな自治体を応援し、後から税金の控除を受けられる制度
- 実質2,000円の自己負担で地域の名産品や生活用品などの返礼品がもらえる
- 申し込みには期限があり毎年12月31日までの寄附分がその年の対象として扱われる
- ふるさと納税を行った翌年度の住民税から控除される(※ワンストップ特例を申請した人の場合)
- ふるさと納税を行った翌年度の所得税の還付と住民税から控除される(※ワンストップ特例を利用しなかった人の場合)

ワンストップ特例については次の項目で解説します。
※詳しい制度のしくみや手続きについては、総務省の関連サイトや各ふるさと納税サイトなどでご確認ください。
ふるさと納税で気をつけたいこと
ふるさと納税はお得な制度ですがいくつか注意点もあります。
私が経験した失敗談や、気を付けているポイントをまとめました。
「ワンストップ特例制度」が無効になった!?
ワンストップ特例制度とは
確定申告の不要な給与所得者などがふるさと納税を利用する際、確定申告をしなくても寄附金控除が受けられる制度です。
利用できる人
- 確定申告をしない給与所得者
- 寄附する自治体の数が5団体以内であること
私は会社員で確定申告をする機会がなかったのでワンストップ特例制度を使って申請していました。
ところが娘の出産費用が高額になり、医療費控除のために確定申告が必要になった年があったんです。

出産一時金を大幅にオーバーして自己負担分がウン十万だったんです…
しかし確定申告をするとワンストップ特例の申請が無効になると知りました。

どうしたらいいんだ!?
よくよく調べてみると、確定申告の際にふるさと納税の「寄附金控除」を一緒に申告すれば控除が受けられると知り一安心。
翌年の確定申告では医療費控除とあわせてふるさと納税の寄附分も申請し、どちらの控除も無事に受けられました。
我が家のように医療費などで急に確定申告が必要になるケースもあるので、必要に応じて切り替える準備をしておくと安心ですね。
控除額の確認をしよう

ふるさと納税で実際にいくら住民税が控除されたかは、翌年5月以降に届く「住民税決定通知書」で確認することができます。
最初の頃はあまり気にしていませんでしたが、最近は念のため電卓とふるさと納税の証明書を用意してチェックするようになりました。
確認方法
通知書の下の方にある「適要欄」に、「寄附金税額控除額」という項目とともに金額が印字されていると思います。
その金額が、
ふるさと納税で寄附した金額 - 2,000円(自己負担分)
となっていれば正しく控除されているということになります。

控除額について不明な点がある場合は、お住まいの自治体や税務署に問い合わせてみましょう。
では、ここからは我が家が実際に利用した返礼品のご紹介です。
お米(定期便)
まずご紹介するのが、ふるさと納税を始めた初年度からずっと続けている「お米の定期便」です。
毎月5kgを半年間届けてもらえるタイプからスタートしました。
しかし5kgの袋をその都度お米用の容器に移すのが少し手間に感じていたので、翌年から小分けのものを選ぶことに。

そこで選んだのが玄米の返礼品。
月に900g×4袋がまとめて届き、それが半年間続くタイプの定期便です。
選んだ理由
- 900g×4袋の小分けタイプで届くから保存や管理がしやすそう
- 1回の配送でしばらく持つ&それが半年間続く定期便なのも魅力
- 冷蔵庫に入りやすく少人数家庭でも使い切りやすそうだった
- 初めての玄米だったので「白米と同じように炊ける」のが安心
実際の感想
袋はジッパー付きで開封後の保管もしやすく安心感がありました。
到着後はそのまま冷蔵庫の野菜室に入れて、1袋ずつ開封して使えるのがとても便利でした。
夫婦共に玄米は初めてでしたが、白米と同じように炊飯器で炊けてとてもラクだったのと、思っていたよりクセもなく食感がプチプチ?していて食べやすい味だったのも嬉しいポイントでした。
我が家のおすすめポイント
- 小分け&ジッパー付きパックで保管も使い切りもスムーズ
- 白米と変わらない感覚で炊けるから初めての玄米にもぴったり
- 忙しい時期でも定期的に届くからお米を切らす心配が減る
- 健康を意識したい方・少人数家庭・子育て中のご家庭にもおすすめ

当時妊活のためにダイエット中でしたが、おいしかったので無理なく続けられました。
次に選んだのが島根県・安来市の白米の返礼品です。
実は娘が産まれた後、玄米から再び「白米」に戻しました。
月に5kg×1袋が届き、それが半年間続くタイプです。
選んだ理由
- 無洗米なのでとがずに炊けて便利
- 半年間続く定期便なのが魅力
- 従来の白米と比べて糖質やカロリーが控えめという点
実際の感想
玄米の栄養が残っているのでちょっと食べにくいかなと思っていましたが、食感はモチモチでした。
クセがなくて食べやすく娘にも食べさせています。
我が家のおすすめポイント
- モチモチ食感で食べやすい
- 玄米の栄養が残っていて従来の白米より栄養バランスがアップ
- 特別な炊き方をしなくても普通の炊飯器でOK
保存方法について
現在の白米の場合、届いたらジップロックに4合ずつ分けて野菜室で保管という流れになっています。


野菜室に入れています。
※我が家がふるさと納税したお米の返礼品は、現在ページが削除されているようです。同じ自治体・類似の商品を以下にご紹介していますので、参考になればうれしいです。
(※楽天市場の商品ページに移動します。)

トイレットペーパー
次にご紹介するのは、日用品の定番「トイレットペーパー」

「ふるさと納税でトイレットペーパーかぁ」と思ったのですが、利用を始めるとありがたみを実感。
しかしスペースを取るのが唯一のデメリット。
ストックの場所さえを確保できれば、買い物の手間もコストも減って一石二鳥でした。
選んだ理由
- 買い物のたびにかさばるのでストックできる返礼品を探していた
- 使用頻度が高く必ず消費する“日用品”だったため
実際の感想
一度に届く量はかなりのボリュームなので、保管スペースの確保は必要でした。
我が家の場合、まだ子ども部屋として使っていないスペースの一角に置いて対応しています。
使い心地、最高でした。肌に張り付きにくい仕様なのが私にとって嬉しいポイント。香りもさわやかで、毎日使っていてもストレスを感じませんでした。
消耗品だからこそ、「小さなストレスを減らせる」という点がこの返礼品の魅力だと感じました。
我が家のおすすめポイント
- 消耗品なので、使い切る前提で安心して申し込める
- お店で買って持ち帰る手間がなくなる
- 保管場所さえ確保できれば、節約・家事負担の軽減にもつながる
※返礼品の内容は変更されている場合があります。
今回紹介したトイレットペーパーはこちら
(※楽天市場の商品ページに移動します。)

鹿児島県の黒毛和牛セット
最後が、1度だけ贅沢枠として選んだ黒毛和牛の赤身肉セット。

3か月に1度、計4回黒毛和牛の赤身肉が届きます。
毎回ステーキやブロックなど食べ方の違う楽しみ方ができて、お肉好きな方にはたまらない商品です。
どうやって食べようか悩んでいたら「美味しいお肉メモ」を同封してくれていたので、メモ通りに調理しました。
選んだ理由
- 特別な日のごはんにと思って黒毛和牛を選んでみたかった
- 脂が少なめな赤身なら食べやすそうだと思った
- 冷凍で届くタイプだから食べたい時に少しずつ解凍して使えるのも便利そうだった
実際の感想
3か月に1回なので忘れた頃にご褒美がくる感覚でした。
特にブロック肉が届いたときは見た目のボリュームにびっくり!
他の月ではスライスされているお肉もあったりと、炒めものや煮込みなど幅広い料理に使いやすかったです。
我が家のおすすめポイント
- 特別感があるのでイベント時や来客用にもピッタリ
- 冷凍で届くタイプだから自分のペースで使えるのが便利
- バーベキューなどすぐに使い切れる予定がある方に特におすすめ
※返礼品の内容は変更されている可能性があります。

ここ数年は寄附に慣れてきたので、ふるさと納税を「どのサイトで申し込むか」も大切なポイントになってきました。
実際に使ってみてよかったと感じたサイトをご紹介します。
おすすめのふるさと納税サイト
ふるなび
わが家が初めてふるさと納税を利用したときは、ネットで「ふるさと納税」と検索して一番上に出てきたふるなびを選びました。

当時は制度もよく分からなかったので、
このサイトを使ってふるさと納税の仕組みを学びながら、控除上限額のシミュレーションなども試していました。
何より、返礼品を探すのが楽しくてよく夫婦で相談しながら選んでいました。
楽天ふるさと納税

最近は楽天市場や楽天ポイントが使えるお店での買い物が増えてきたこともあり、現在は楽天ふるさと納税をメインに利用しています。
普段の買い物と同じ感覚で利用できて、楽天ポイントも貯まるのが魅力です。

ライフスタイルに合わせて納税サイトを選ぶのがおすすめです。
ふるさと納税をしてみてどうだった?

わが家はここ数年、毎年約5万円分の寄附をしています。
自己負担の2,000円を差し引いても、年間でおよそ48,000円分が住民税などから控除されていることになります。
結果として、ふるさと納税はしっかり「節税」としての効果があったと感じています。
ふるさと納税がある暮らしのちょっとした変化

ふるさと納税には、「納税する先を自分で選べる」という特徴があります。
わが家では、なるべく今住んでいる地域から近い地域や、夫婦それぞれの地元など、“なにかしらのつながり”がある自治体から選ぶようにしています。
応援したい、という気持ちが湧く地域を選ぶことで、「自分の暮らし」と「ふるさと」や「地域の活性化」などを感じられるようになりました。

また、旅行先で気に入った町や、印象に残った自治体を選ぶこともあります。
自分たちの納めた税金が誰かの役に立つという感覚を持てるのは、ふるさと納税ならではの魅力だと思っています。
まとめ
家計の見直しをきっかけに始めたふるさと納税ですが、今ではわが家の暮らしにしっかり定着しています。
- 制度を理解すれば、自己負担2,000円で節税効果が得られる
- 普段の買い物でよく使う「日用品」などを選ぶと、生活費の節約にもつながる
- 返礼品を通じて、他の自治体や地域への関心が高まる
制度のルールや控除の仕組みは少しだけ注意が必要ですが、慣れてくると「今年は何を選ぼうか?」と夫婦で考えるのも楽しみのひとつになっています。
これからも、わが家に合った形でふるさと納税を続けていきたいと思います。

みなさんのオススメ返礼品もコメント欄でぜひ教えてください!
次回予告
家計の見直しについては、いったんここで小休止です。
子どもが生まれてから始めたジュニアNISAの話なども、情報の整理がついたらまとめたいと思っています。
わが家の試行錯誤、今後もゆっくり記録していきますね。